便秘を解消してくれる漢方薬!中国由来の力で快便習慣を目指す

漢方は様々なシーンで活躍するとても万能な治療法の一つです。そこで、漢方の世界での便秘の考え方と便秘解消のための漢方を調べてみることにしました。

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便秘を治すための西洋の下剤は大変強力な薬で、体力のある人でも腸に負担をかけてしまうものです。しかし、漢方の便秘薬も同様に腸に負担をかける成分が含まれているため、常用するのは避けたほうがいいでしょう。漢方便秘薬は自分の便秘のタイプや体質に合ったものを服用すると安心して使用できます。

体質&症状で異なる漢方便秘薬

ストレスや緊張などの精神的な原因からくる『気』、血液循環などの原因からくる『お血』、腸内の水分などの原因からくる『水』の3つから便秘は起こると言われています。

 

●気滞タイプ●
特徴 ストレスが溜まっている、不眠ぎみ、精神的な疲労が抜けないなどの『気』の異常による便秘
おススメ漢方薬 柴胡(さいこ)という生薬が入った加竜骨牡蛎湯(かりゅうこつぼれいとう)や大柴胡湯(だいさいことう)、加味逍遙散(かみしょうようさん)など

 

●熱タイプ●
特徴 濃い味付けを好む人、便がコロコロしている、口臭がある、尿の色が濃い、冷たいものを好む人などの傾向が強い便秘
おススメ漢方薬 便通を良くし、体を冷やす効果のある三黄散(さんおうさん)や、気分が良くなる大承気湯(だいじょうきとう)など

 

●虚タイプ●
特徴 便がコロコロ乾燥している、立ちくらみがある、顔色が悪い、残便感が強い、体力がないなどの傾向が強い便秘
おススメ漢方薬 腸の水分不足を潤す潤腸湯(じゅんちょうとう)や、消化機能改善に効果のある補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、コロコロ便や体力のない人には麻子仁丸(ましにんがん)など

 

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漢方薬でも下剤効果が高く、下痢や腹痛を伴う可能性も十分にあります。

下剤効果が低い漢方便秘薬:桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)や小建中湯(しょうけんちゅうとう)などがおススメです。大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)も腸への刺激が弱く、便通を良くする働きがあります。この3つの漢方薬を習慣的に飲み続けることで、無理なく便秘を解消できる無難な漢方薬でしょう。